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オープンキャンパスで「知的書評合戦ビブリオバトル」を開催しました

7月12日(日)に開催されたオープンキャンパスのイベントの一つとして、図書館では知的書評合戦「ビブリオバトル」を開催しました。
ビブリオバトルとは、発表者が読んで面白いと思った本を5分間で紹介し、2分間の質疑応答の後、発表を聞いた観客が「どの本が一番読みたくなったか」を基準に投票を行い、チャンプ本を決める知的書評合戦です。
開催2年目の今回は、文学部国文学科3年の西 翔太さん、文学部国文学科2年の結城 光平さん、文学部国文学科3年の茶原 英太郎さん、文学部国文学科1年の坂本 愛央衣さん、計4人の学生が、挑戦してくれました。
オススメする本も違えば、表現方法もさまざま。
  • 西さんは、狭い壇上を飛び出し、マイクを使わずに話を盛り上げ、観客の心をつかみました
  • 結城さんは、作者と作品について分かりやすく説明し、観客に読ませたいと見事に思わせてくれました
  • 茶原さんは、名作の紹介を世間話と作品の内容をからめ、話も上手く、聞きやすく、とても上手な発表でした
  • 坂本さんは、本の内容を魅力的に丁寧に語り、観客を引き込ませる知性あふれる発表でした
それぞれの個性がきらりと光る書評合戦となりました。
文学部 国文学科3年 西 翔太さん 文学部 国文学科2年 結城 光平さん
文学部 国文学科3年 西 翔太さん 文学部 国文学科2年 結城 光平さん
文学部 国文学科 3年 茶原 英太郎さん 文学部 国文学科 1年 坂本 愛央衣さん
文学部 国文学科 3年 茶原 英太郎さん 文学部 国文学科 1年 坂本 愛央衣さん
すべての発表が終わった後、「一番思い出に残っている本」をテーマにした意見交換会を行いました。そこで4人は、紹介した本とは違う魅力的な本を自身の経験や思い出と重ね合わせ紹介し、また、それらの本から得たものを熱心に語ってくれました。観客に親しみを感じられるような発表で、非常に和やかな雰囲気でした。二松学舎の学生の魅力が伝わる意見交換会でした。
意見交換会の様子
意見交換会の様子
そして、投票結果の発表。
それぞれの発表を聞いて、会場の観客が一番「読んでみたい!」と思った「チャンプ本」に選ばれたのは・・・
―― 西 翔太さんが紹介してくれた『怖い絵』でした!――
見事栄冠に輝いた西さんには、𡈽屋 茂 附属図書館長より「チャンプ本賞」が授与されました。
また、惜しくもチャンプ本に選ばれなかった3人の発表者には「奨励賞」が贈られました。
激戦を勝ち抜いた西さんには、11月に千葉県の柏市立図書館と市内の4大学(本学、東京大学、開智国際大学、麗澤大学)で行われるビブリオバトルに、本学代表として出場していただきます。
投票結果の発表
今回紹介された本は、図書館で企画展示します。
発表者の熱い想いがこもった作品をぜひ手に取って、皆さんも読書の楽しさ、素晴らしさを味わってください。

【今回紹介された本】 ★印がチャンプ本
 西    翔太さん  『怖い絵』 (中野 京子 著、角川文庫 刊、2013年)
 結城   光平さん    『新世界より』 (貴志 祐介 著、講談社 刊、2008年)
 茶原   英太郎さん    『二十四の瞳』 (壺井 栄 著、角川文庫 刊、2007年)
 坂本   愛央衣さん    『百年法 上・下』 (山田 宗樹 著、角川文庫 刊、2005年)