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二松學舍松苓会千葉支部「文学散歩」のつどいをご報告

主催 二松學舍松苓会千葉支部
桜前線が首都圏を覆う3月29日(土)、二松學舍松苓会千葉支部では、「文学散歩」を市川市にて実施致しました。
うららかな日和、参加者は7名でした。
<参加者> *敬称略
浅井昭治(顧問)、辻 将一(支部長)、土屋 誠(事務局長)、田村喜夫(事務局会計)、藤本敏雄(監査)、
金子和男(東葛地区長)、荒岡拓磨(千葉地区会員)。
JR市川駅北口12:30分集合、最初は真間の手児奈縁の「継橋」・「手児奈霊堂」を見学しました。そして、手児奈縁の井戸のある「亀井院」から俳人・富岡風生の「まさをなる空よりしだれ桜かな」の句碑のある「伏姫桜」を愛で、記念撮影しました。寺の裏手に回り、千葉商科大学を通り、日中友好の礎「郭沫若記念館」に参りました。市川市の職員が丁寧に説明くださいました。
休憩の後、真間川を渡り、京成電鉄「真間駅」から電車に乗り、「八幡駅」へ移動しました。 商店街を北に進み、かつてこの菅野に住んだ「八幡天神社」の境内にある「露伴・荷風文学碑」を拝観して再び「八幡駅」にもどりました。商店街から路地を少し入ったところの「荷風最晩年の家」、ここは関係者が今もお住まいでした。「断腸亭日乗」に記述のある最晩年の夕餉の店「大黒家」に向かい、懇親会となりました。店の女将から「いつもきまって奥の席にお座りになり、かつ丼と清酒を一本ご注文になりました。私はこの店で昭和32年頃から亡くなられるまでのおよそ二年間のおつきあいでした。最後の頃は、息づかいも苦しそうでございました。」との想い出を語っていただきました。また、翌日30日夜放送のBSジャパン「文豪の食彩」のドラマロケが行われたこともお聴きしました。
春に陽射しの中、このような行事ができたことに感謝しております。殊に、顧問の浅井昭治氏には、貴重な資料を御持参いただきました。この場を借りて、深く感謝申し上げます。今回は、参加者も限られた人数でしたが、次回は多くの会員の御参加をお待ち申し上げます。最後に、拙句で報告といたします。
風生の桜のシャワーを浴びている 泰山
事務局長  土屋 誠
二松學舍松苓会千葉支部「文学散歩」のつどい1
二松學舍松苓会千葉支部「文学散歩」のつどい2