第59回江戸川乱歩賞を受賞された竹吉優輔さん（文学部72回卒）に講談社でインタビューをさせていただきました。
小さな頃から物語を読み、創作していたという竹吉さんは、長い間、「いつか小説家になるのかな」と漠然と思っていたそうです。そんな漠然とした夢を現実的に考え始めたのは、二松学舎大学で出会った友人に触発され、作品を「応募」するという意識を持ち始めたこの頃からだったとのこと。
自分の小説で表現したいことは、という問いかけに、「人間の立ち上がる意志を表現したいです。作品の中で、登場人物がどう変っていくかを見てほしい」と語ってくれました。
インタビューの間中、ニコニコと穏やかな表情で答えてくれた竹吉さん。ミステリアスな内容の作品とは対象的な優しい笑顔がとても魅力的でした。
竹吉さんから二松学舎大学の在学生に向けてメッセージをいただきました。
「社会に出ても、考えること、立ち止まることは出来ます。でも、大学の時の方が自由に思いを巡らせることが可能です。 将来のこと、家族のこと、友達のこと、恋人のこと。考えることは山ほどあります。答えなんか出なくてもいい。 だけど、考えたことは必ずあなたの糧になる。思いっきり悩んで、思いっきり、悩むことを楽しんで下さい。」
本日8月6日（火）、竹吉さんのデビュー作『襲名犯』（講談社）がいよいよ発売されます！！
皆さん、是非書店に足を運んでみてください。
皆さん、是非書店に足を運んでみてください。
