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理事長トピックス

水戸英則理事長 2023年度卒業生への祝辞

二松学舎大学・大学院

2024年3月20日

 皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。卒業生のご家族やご関係者の皆様にも心よりお慶び申し上げます。本日皆さんは、二松学舎大学および大学院での学びを終え、新たな門出を迎えられました。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、入学から二年以上思うような学生生活を送っていただくことができなかったのではないかと大変残念に思います。私共も、生活支援金の支給や奨学金の拡充、ハイブリッド型授業の継続など最大限の努力を払って参りました。ご家族の皆様へもご心配をおかけしましたが、諸般の事情をご理解いただければ幸いです。

 このような中で、皆さんが強い意志と忍耐心をもって勉学に励まれたことに、改めて敬意を表します。そして、今回の経験により、皆さんは今後遭遇する数々の困難を乗り越えていく力を身につけていただいたのではないかと思います。

 さて、世界は現在、経済や社会のデジタル化や生成AI等のテクノロジーが驚異的に進展する一方、気候変動問題、GX(グリーントランスフォーメーション、脱炭素社会の推進)、SDGsの達成など大変動の真っ只中にあります。

 こうした変動の時代を切り開いていくのは、今まさに社会へと飛び立つ皆さん自身です。皆さんは、今後また新たな先輩や友人と出会い、協調し協働しながら歩んでいくことになりますが、現実の社会はとても厳しく、これからの道はまさに自立への道です。その過程で、参考にしていただきたいことを二点申し上げます。

 一点目は、「強靭な精神力」、言い換えれば「Resilience(レジリエンス)」を持って変化を受け入れ、チャレンジャーとして歩みを進めてほしいということです。レジリエンスとは、困難に立ち向かう力や難局を乗り越え新しい環境に適応する力のことを指します。これから社会は、ますます変化が激しくなるでしょう。失敗や困難を恐れず、挑戦していく姿勢がより大切になります。強靭な精神力で、様々な変化を受け入れながら、「失敗の連続が成功への近道」という考え方で、自信を持ってチャレンジャーとして進んでいただきたいと思います。

 二点目は、「Contribute to the society !」、社会に貢献する人材となってください。今世界では、地球温暖化や自然破壊による異常気象、海水面の上昇など各地で被害が拡大しています。これ以上自然環境の悪化が進まないよう、パリ協定やCOP28の宣言にある通り、我々の未来のためにも待ったなしの状況です。皆さんが、こうした人類共通の課題に対し理解を深め、再生エネルギーの積極利用や食品ロスへの対応、環境に配慮する企業商品の購入、ボランティアやNGO支援、関連スタートアップの立ち上げなどできるところから参画し貢献することが、サステナブル(持続可能)な社会の実現、SDGsの達成へと世界を導くことになります。

 今後、皆さんが、国内外でより良い社会を実現するために貢献する人材として活躍されるよう心より祈念し、私からの祝辞とさせていただきます。

二松学舎大学附属高等学校 卒業式 祝辞

2024年3月1日
 
 皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。卒業生のご家族やご関係者の皆様にも心よりお慶び申し上げます。本日、皆さんは、新たな門出を迎えられました。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、入学から一年ほどは思うような学校生活を送っていただくことができなかったのではないかと残念に思います。私共も、奨学金制度の拡充、オンライン授業の継続など最大限の努力を払って参りました。ご家族の皆様に対しましてもご心配をおかけしましたが、諸般の事情をご理解いただければ幸いです。

 このような中で、皆さんが強い意志と忍耐心をもって勉学に励まれましたことに、改めて敬意を表します。また、今回の経験により、今後遭遇する数々の困難を乗り越えていく力を身につけていただいたのではないかと思います。

 さて、世界は現在、経済や社会のデジタル化や生成AI等のテクノロジーが驚異的に進展する一方、気候変動問題、GX(グリーントランスフォーメーション、脱炭素社会の推進)、SDGsの達成など大変動の真っ只中にあります。こうした変動の時代を切り開いていくのは、間違いなく皆さんです。皆さんは、大学や専門学校に進学し、先輩や友人と出会い、協調し協働しながら歩んでいくことになります。これから歩む道は、自立への第一歩です。その過程で、ぜひ頭に入れておいていただきたいことを三点申し上げます。

 一点目は、「強靭な精神力」言い換えれば「Resilience(レジリエンス)」を持って、変化を受け入れ、勉学に励んでほしいと思います。レジリエンスとは、困難に立ち向かう力や難局を乗り越え新しい環境に適応する力のことを指します。これからの生活でも色々なことが起こるでしょう。失敗や困難を恐れず、挑戦していく姿勢がより大切になります。強い精神力を心に持ちつつ、様々な変化を受け入れ、「失敗の連続が成功への近道」という考え方で、勉学に取り組んでください。

 二点目は、社会をみつめる幅広い視野を持つことです。政治・経済・環境問題など世界で何が起こっているのか、日本ではどうなのか、あらゆる出来事に関心を持ち、それを知識として蓄え、学校での学びと社会とのつながりを意識して生活してください。

 三点目は、「Contribute to the society !」、社会に貢献する人材となってください。いま世界では、地球温暖化や自然破壊による異常気象、海水面の上昇など各地で被害が拡大しています。皆さんの未来のためにも、これ以上自然環境の悪化を進めないことです。パリ協定やCOP28の宣言にある通り、待ったなしの状況です。皆さんが、こうした人類共通の課題に対し理解を深め、省エネ、再生エネルギーへの転換、フードロス対応、ボランティアやNGO支援など身の回りのできるところから参画し、貢献することが、サステナブル(持続可能)な社会、SDGsの達成へと導くことになります。

 今後、皆さんが、国内外でより良い社会を実現するために貢献する人材として成長されることを心より祈念し、私からの祝辞とさせていただきます。

二松学舎大学附属柏高等学校 卒業式 祝辞

2024年3月2日
 
 皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。卒業生のご家族やご関係者の皆様にも心よりお慶び申し上げます。本日、皆さんは、新たな門出を迎えられました。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、入学から一年ほどは思うような学校生活を送っていただくことができなかったのではないかと残念に思います。私共も、奨学金制度の拡充、オンライン授業の継続など最大限の努力を払って参りました。ご家族の皆様に対しましてもご心配をおかけしましたが、諸般の事情をご理解いただければ幸いです。

 このような中で、皆さんが強い意志と忍耐心をもって勉学に励まれましたことに、改めて敬意を表します。また、今回の経験により、今後遭遇する数々の困難を乗り越えていく力を身につけていただいたのではないかと思います。

 さて、世界は現在、経済や社会のデジタル化や生成AI等のテクノロジーが驚異的に進展する一方、気候変動問題、GX(グリーントランスフォーメーション、脱炭素社会の推進)、SDGsの達成など大変動の真っ只中にあります。こうした変動の時代を切り開いていくのは、間違いなく皆さんです。皆さんは、大学や専門学校に進学し、先輩や友人と出会い、協調し協働しながら歩んでいくことになります。これから歩む道は、自立への第一歩です。その過程で、ぜひ頭に入れておいていただきたいことを三点申し上げます。

 一点目は、「強靭な精神力」言い換えれば「Resilience(レジリエンス)」を持って、変化を受け入れ、勉学に励んでほしいと思います。レジリエンスとは、困難に立ち向かう力や難局を乗り越え新しい環境に適応する力のことを指します。これからの生活でも色々なことが起こるでしょう。失敗や困難を恐れず、挑戦していく姿勢がより大切になります。強い精神力を心に持ちつつ、様々な変化を受け入れ、「失敗の連続が成功への近道」という考え方で、勉学に取り組んでください。

 二点目は、社会をみつめる幅広い視野を持つことです。政治・経済・環境問題など世界で何が起こっているのか、日本ではどうなのか、あらゆる出来事に関心を持ち、それを知識として蓄え、学校での学びと社会とのつながりを意識して生活してください。

 三点目は、「Contribute to the society !」、社会に貢献する人材となってください。いま世界では、地球温暖化や自然破壊による異常気象、海水面の上昇など各地で被害が拡大しています。皆さんの未来のためにも、これ以上自然環境の悪化を進めないことです。パリ協定やCOP28の宣言にある通り、待ったなしの状況です。皆さんが、こうした人類共通の課題に対し理解を深め、省エネ、再生エネルギーへの転換、フードロス対応、ボランティアやNGO支援など身の回りのできるところから参画し、貢献することが、サステナブル(持続可能)な社会、SDGsの達成へと導くことになります。

 今後、皆さんが、国内外でより良い社会を実現するために貢献する人材として成長されることを心より祈念し、私からの祝辞とさせていただきます。

二松学舎大学附属柏中学校 卒業式 祝辞

2024年3月19日

 皆さん、ご卒業おめでとうございます。卒業生のご家族や関係者の皆様にも心からお慶び申し上げます。本日皆さんは、中学校での学びを終え、新たな門出を迎えられました。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、入学から一年ほどは思うような学校生活を送っていただくことができなかったのではないかと残念に思います。私共も、奨学金制度の拡充、オンライン授業の継続など最大限の努力を払って参りました。ご家族の皆様に対しましてもご心配をおかけしましたが、諸般の事情をご理解いただければ幸いです。

 このような中で、皆さんが強い意志と忍耐心をもって勉学に励まれましたことに、改めて敬意を表します。また、今回の経験により、皆さんには今後遭遇する数々の困難を乗り越えていく力を身につけていただいたのではないかと思います。

 さて、皆さんは、附属柏中学校で多くのことを学び、四月から高校生として新しい道への第一歩を踏み出します。高校入学後も附属柏中学校で学んだ、建学の精神「東洋の精神による人格の陶冶(とうや)、」「己ヲ修メ人ヲ治メ一世ニ有用ナル人物ヲ養成ス」及び校訓である「仁愛・正義・誠実」の教えのもと、人に対する思いやりの心を持ち、道徳やルールを守って行動し、誠実な態度で生活をすることを忘れずに、自信と誇りを持って学びを継続していただきたいと願っております。

 世界は現在、経済や社会のデジタル化や生成AI等のテクノロジーが驚異的に進展する一方、気候変動問題、GX(グリーントランスフォーメーション、脱炭素社会の推進)、SDGs達成など大変動の真っ只中にあります。こうした変動の時代を切り開いていくのは、間違いなく皆さんです。

 変化の激しい社会の中でこれから必要なことは、幅広い視野を持ち、「問題解決力・想像力」など創造的知性や社会的知性を育むことです。日頃から日本や世界でどんなことが起きているのか、さまざまな分野のニュースを知識として蓄えつつ、社会との関わりを常に意識して、自分で考え、判断し、行動することがより大切になるでしょう。そして皆さんが、人類共通の課題に対し理解を深め、身の回りのできるところから参画し貢献することで、サステナブル(持続可能)な社会の実現、SDGsの達成へと世界を導くことになります。

 最後になりますが、皆さんが二松学舎大学附属柏中学校の卒業生として、自覚と責任を持ち、大きく羽ばたいていくことを期待しています。今後のご健闘をお祈りしてお祝いの言葉とさせていただきます。