12月6日（土）、九段1号館中洲記念講堂において、外国人留学生による日本語スピーチコンテストが開催されました。
平成16年から始まった本コンテストも今年で11回目。留学生が、日々勉学に励んでいる日本語で、自分の考えや意見を発表することを通じてさらなる日本語学習意欲の向上を図ることを目的としています。

今年は、昨年の参加者数を上回る12名の留学生が参加。発表者は、このコンテストの為に、幾度もスピーチ原稿を書き直し、発表練習を繰り返し行ってきました。その成果は本番で十分発揮され、全員が自分自身で考えた内容を、的確に聴衆に伝えることができました。また、審査員の教員達からのたくさんの質問にも、真剣な眼差しでしっかりと受け答えしている留学生たちの表情は、皆一様に輝いていました。

水準の高い発表に、順位を決定する審査は40分にも及びました。審査の結果、1位の「学長賞」には江 昱瑩（こう　いくえい）さん、2位の「父母会長賞」に張 輝（ちょう　き）さん、3位の「国際交流センター長賞」に張 万挙（ちょう　ばんきょ）さんと 張 天恩（ちょう　てんおん）の2名が、選ばれました。また、入賞できなかったものの印象的なスピーチを行った発表者に対して授与される「審査員特別賞」が、金スルギさん、エムディ ナジュル イスラムさんの2名に授与されました。

このスピーチコンテストは、次年度も引き続き実施予定です。まだ本コンテストを聞いたことがない方は、来年ぜひ足を運んでみてください。多くの方々に聞いてもらえることが、留学生のさらなる力を引き出すことに繋がります。
また、今回お越しいただいたみなさまにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。