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「李二曲思想シンポジウム」を開催いたします

 
   

開催趣旨

人間にとって一番大切なものは何か。それは生まれた時に万人に天から賦与された真心(まごころ)であると考え、生涯それを実践し、学問によってその認識をたえず深め、そのものに化し て死ぬことを願った思想家がいました。17世紀の中国を生きた李二曲(りじきょく、1627 〜1705)です。

彼は心を一番大切なものとし、心を大切にする者は、その心がたえず社会の中で発揮され、実 現されていくことに責任を持つと考え、経世致用にも深い関心を払いました。彼は儒学を明体適 用の学とし、明体(道徳)と適用(経済)が共に実践されて始めて真の学問であるとしました。

心と言うものを粗末にしている現代に、李二曲によって心が最も尊いものであることを考えさ せられることは、とても意味があります。制度よりもそれを動かす人間が一番大事であることを 考えるに付け、李二曲から大いに学んで見ようではありませんか。彼は光になった儒者です。彼 によって歴史上の人物も、現代の我々も照らし出されます。学問の目的も、生きる目的もはっき りさせられてきます。


入場は無料、どなたでもご参加いただけます。どうぞ、ふるってご参加ください。


日時 12月18日(土)10:00〜17:30(9:30開場)
会場 二松學舍大学 九段1号館 2階 201教室
内容
研究発表
○ 李二曲の明体適用の学と格物解釈
本学陽明学研究室室員 久米晋平
○ 光としての儒者李二曲
本学大学院教授 小川晴久
○ 我が祖(李二曲)は模範的孔子思想の実践者
李二曲11代孫 李 剛 氏
○ “四為”精神の李二曲思想に与えた影響
張横渠28代孫 張世敏 氏
○ 李二曲の宋明理学に対する総括
陝西師範大学教授 林楽昌 氏
総合討論
朝鮮大学教授 Ye-Won Han氏、発表者5名
主催 二松学舎大学附属東アジア学術総合研究所 陽明学研究室
お問合せ 03(3261)1354 <受付時間 9:00〜16:30>