政治・経済・法律の基礎を固める
この学科には政治学、経済学、法学の3つの専攻が設置されています。
1年次には、これらの3分野の基礎を必修科目で学びました。
政治学や国際関係の基礎を学び、国際政治学の理論と背景を修得。基礎を学ぶことで、研究の素地を養成。
時事的な話題や地域研究を通して、世界各国の現状を把握。国際政治の動きについて理解を深めていきます。
現状を分析する力を身に付け、国際的な視野で考える力を養うことに重点をおいたカリキュラムです。
自らの意見を持つためにも、事実や
データの裏付けを取ることが大事。
アメリカ外交史、ベトナム戦争について研究
手賀 裕輔 教授
アメリカ外交史、特にベトナム戦争を研究しています。アメリカがその終結過程で直面した問題や終戦のプロセスが長期化してしまった原因を外交文書に基づき分析しています。授業では主に国際政治の歴史を扱いますが、事実を記憶するのではなく、その原因を探ることを重視します。「歴史とは現在と過去との絶え間ない対話」であり、歴史は常に現在の視点から捉え直され続けるものです。単なる過去の出来事の羅列ではないダイナミックな国際政治の歴史の楽しさを理解してもらいたいですね。
3年次生(取材時)
船山 汐乃 さん (二松学舍大学附属高等学校 出身)
(二松学舍大学附属高等学校 出身)
この学科には政治学、経済学、法学の3つの専攻が設置されています。
1年次には、これらの3分野の基礎を必修科目で学びました。
国際政治を専攻したことで、政治理論や政治思想について幅広く学修。
1年次で学んだ基礎をさらに発展させ、理解を深めていきました。
アメリカ政治のゼミで、文献を読み討論を行っています。
政治の推移だけでなく、社会のあり方や現状など、さまざまな視点でアメリカをとらえられるようになりました。
大学での学びを通して、ひとつの視点だけでなく、多くの視点から物事をとらえる大切さを学びました。
卒業論文では、この学びを活かしながら、アメリカの移民問題について研究する予定です。
J.D.ヴァンスの『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』です。
3年次のゼミ活動で取り上げ、思い描いていたアメリカの白人のイメージと現状がまったく異なることを知りました。
ドナルド・トランプがなぜ政権を握れたのか、アメリカという国をより理解できる一冊です。
2年次の国際法で学んだ、移民や難民の子どもたちの権利について疑問を抱いたことをきっかけに、アメリカ政治について学びを深めています。
世界の政治に関する問題は、経済や法律の視点からもとらえないと、問題の本質が見えてきません。
そこに国際政治の難しさがあり、同時に学問としての面白みも感じています。