研究論文を作成するための基礎知識を学ぶ
3年次編入のため、二松学舎大学ではここからスタート。論文を作成する際の内容の詰め方や書式の細かなチェックなど、ゼミの先生から指導いただきました。
日本語の「これまで」と「いま」を知り、これまで意識しなかった日本語の「なぜ」を追究する。
文法や敬語、方言と共通語、外国語との比較等、さまざまな切り口から日本語の特性を捉えます。
時代とともに移りゆく日本語について、なぜ変わったのか、なぜ変わらなかったのかを考えます。
電車の中吊り広告、コンビニ等の接客の言葉、SNS…日本語を考える材料は、どこにでもあります。
「日本語学ゴーグル」を装着して
新たな視点で見てみよう!
日本語史について研究
島田 泰子 教授
古代語から現代語に至るまでの日本語の変遷が、私の研究テーマです。授業では時代ごとに姿を変えてきた日本語の実態を知り、その変遷を長期的な観点から捉えることを学んでいきます。専門知識という「日本語学ゴーグル」を装着すると、世界の見え方が変わり、身の回りのことばの「なぜ?」も「なるほど!」に変わるはず。言語の不思議をきっかけに、そこにある歴史的背景を見て取る力や、本質をふまえた着眼と洞察を身に付けてください。
4年次生(取材時)
松本 竜弥 さん (堀越高等学校 出身)
(堀越高等学校 出身)
3年次編入のため、二松学舎大学ではここからスタート。論文を作成する際の内容の詰め方や書式の細かなチェックなど、ゼミの先生から指導いただきました。
卒業研究中心の1年でした。2万字にも及ぶ論文を書けるか不安もありましたが、調査や研究に行き詰まった時、ゼミの先生が調査方法のアドバイスをしてくださるなどきめ細やかな指導のおかげで、研究に没頭することができました。
山田敏広の『あの歌詞はなぜ心に残るのか―Jポップの日本語力』。歌詞を日本語学的に読み解くことで、改めてその意味が浮き彫りになります。歌詞の内容が深く理解できるようになり、とても面白く読みました。
言葉の意味の変化を研究しています。例えば、「役不足」という言葉は、昔は「与えられた役に対し不満を持つこと」という意味でしたが、現在は「力不足」といった意味で使われています。このような意味の変化がいつ、なぜ起こったのかを探求します。変化する言葉の傾向が分かるようになると、日常会話の中でも「この言葉の意味は今後、変わっていきそうだな」と感じることがあり、面白いです。